第7回甲陽ウインドアンサンブルの夕べ

先日予告しといたコンサート、バタバタしてたけど結局出演しますた。
第2部OBのみのステージからの出場。本番でステージに上がり、チューニングしようとしたら隣の席の先輩の楽器が鳴らなくなってしまうという想定の範囲外のハプニングもあったが、なんとか終了。このステージについては多忙のため練習に殆ど参加できなかったこともあって、若者OBに任せていたので、その先輩のハプニングも助かったのだが、なんとなく気分的に音がよく聞こえた。半分お客さん気味とでも言おうか。とりあえずオレ的にはこのステージは本番の出来が一番良かったのではないかと思う。
で第3部。その先輩の楽器を突貫で修理して(結局サックスのキーホールの一つをビニールテープで塞いだ)、現役・OB合同のステージに臨む。その先輩とオレのおっさんサックス部隊はこのステージのために集まったようなものだ。だって世界に名だたるあのボストンポップスもコンサートで演奏する(!)という組曲宇宙戦艦ヤマト』とかメドレー『時代劇絵巻』とかだから若いもんにはわからんじゃろーて(笑)。メドレーの一部とは言えかの名曲『大江戸捜査網』が吹けたのはかなり嬉しい。
しかし珍しく今回は、オレの最大のお目当てはそういった軽モノではなく、いわゆるトリ、メインのクラシカルチューンであった。高校の頃、「いつかやりたいなぁ」と楽譜をさらって、みんなでよく細々と合わせてみたりしていたA. Reedの代表曲『Armenian Dances Part I』である。ついにこんな曲ができる(させてもらえる)ようになったのかと感無量だったものだ。オレの上下2学年ぐらいはかなり感激だったであろうと思う。特にオレの場合、アルトサックスがかなり目立ち気味というか美味しいところがちょくちょくあるので、むやみにわくわくしてた。それは当然責任重大ということでもあるので、久々にめちゃ緊張した。ソロ前の休みなんか手のひら汗びっしょり(笑)。でも数人から「本番はちゃんとハマってたからよかったやん」と言ってもらえたので良かった。変拍子なので大変だったのだよ。
「普通のパートの人は、アンコールは単に流すだけだからリラックスしてるんだけど、サックスの人たちはアンコールになるとピリピリしてるよね」と言われるのも道理、オレたちヤクザなサックス吹きはここからが本番!とも言えるアンコール。今回のサックス目玉商品は『刑事ドラマメドレー』。『太陽にほえろ』のテーマでは、1コーラス目のテーマを先輩に吹いてもらい、2コーラス目の後半のソロをオレが担当。2コーラス目はテーマは後半しかないが、最後に向けてアドリブソロがあるので(今回のメンバーでは)オレしか吹けないわけだ。(お客さんでなくメンバーを笑かそうと思って)本番用にとっておいたフレーズを吹いたが、それまでの曲で口が疲れてて、最後のハイトーン(実音High Fをgrowlする)がイマイチ吠えきれなかった。なんか中途半端なオチで微妙だった。
 なんにせよ、とにかく、今回で『皆勤賞』リーチ。実は初回から出ているのだが、初回はOBとしてではなく現役生(当時高3)だった。いつまで連続出場記録を伸ばせるかわからんが、次回も何とか出たいものだ。