2006年前半期の火星

そもそもこの日記は研究日記として始まったはずなのだが、だんだん手品日記みたいになり、最近は求職日記になりつつあるのは気のせいか。うー。

偏光観測は今年も行ったが、埒が開かない状態を脱することができない。理由は分からん。そもそも天気が悪くても、一発クリーンヒットな観測ができれば論文書けるはず、だったのになぁ。観測用PC換えよう(換えてもらおう)にも、CCDとのインターフェースが古すぎて今のやつは対応しないだろうからCCDごと買い替えることになり、そうなると偏光撮像装置のほうもアジャストしなくてはならなくなる。なぜPCを換えようとするのかというと、古いのもさることながら、flatでも取れない妙な縞々ノイズが入るのだ。ステラナビゲータとかワードとかしょうもないのは要らんから、いっそのことOS(確かWin98)を再インストールして必要なやつだけを入れ直せば良いのかも知れない。

そんなこんなで今年も偏光観測では仕事になりそうに無いので(号泣)、2006年前半期の火星現象総括ネタで合同大会@幕張に臨もうかと思う。以下、ネタと要確認事項。

  • WICs‥‥XantheとAcidalia。両者とも発生期間を確認。2003年とはinclinationが違うので、AcidaliaとNPCの関係についても要チェック。
  • 衝‥‥ちゃんと調べよう(苦笑)
  • ダストストーム‥‥結局2つ、ということで良いかな。各々の期間のチェックと、確認しきれないが観測メンバーが『ダスト出たかも』と指摘した候補現象だけとりあえずピックアップ。
  • 『赤斑』‥‥ホンマカイナ。とりあえず画像だけは仕入れとこう。

ま、こんなもんで学会は十分だろう。むしろ論文化を見据えていろいろ考えながらやらないと、あとでいろいろ二度手間になりそうなので気をつけよう。