瞬間記憶術:Mr.マリックの『今日の現象』(『NHKふれあいホール』9/13放映分)

今日、出がけに録画してたやつを見る。
久々のカードマジック、しかも珍しい『記憶術』。これは不思議だった!! ゲストやレギュラー陣で手分けしてデックをシャッフルし、集めて半分だけざーっとフェイスを見て『覚える』。その間26枚をカウントするだけ、10秒ちょいか? 半分『覚え』れば、そこになかったカードがもう半分に入っているというわけだ。『覚えた』半分は女性ゲストに、残りを男性ゲストに手渡す。そして、どのカードがどちらのゲストの手にあるか、ジョーカーを含めた53枚について全部当てて見せたのだ。
最初見たとき、思わず『なんだそりゃああああ』と石橋貴明風に叫んでしもた。
何度か見て推測するに、St...デックを使っているように思われる(そして以下そうであると仮定して話を進める)が、あんな使い方があったのか。かなり巧妙。ひょっとしてオレが知らなかっただけで、St...デックの使い方としてはメジャーなのかもしれない。でもびっくりした。ディーラーズアイテムというか百貨店でよく売ってる『キミにもできる!!的マジック用トランプ』の多くはSt...デックとMa...デックの組み合わせであろうと推測するが、そういうのを買ってみたりすることがあったら、やってみる価値はあるだろう。演技上のポイントというかTipsだなと思ったところをいくつか挙げておく。

  • 「記憶力の限界にチャレンジしてみます」と初めに宣言して、『カード当て』ではないことを強調すること。
  • 最初に『覚える』ときに、『まず10枚』『これで20枚』『これで半分の26枚』とカウントにひと呼吸入れること。
  • 観客がやりやすいため且つテンポアップするための配慮として、後ろを向いてスート別に並べ直させること。そして持たせるときに『ババ抜きみたいに持って下さい』と手札をファンに広げさせること。
  • 順番に言い当てていくのだが、コールするときにA,J,Q,Kの4種類は全て『エース』『ジャック』『クイーン』『キング』とコールすること。
  • 何枚かまとめてコールする際に、指で何枚か示すこと。
  • スペードに入った最初が『4枚まとめてコール』であったこと。
  • ジョーカーが入っていることを最後にコールするまで言わないこと、そしてそのジョーカーがラストコールであること。

ってことで久々に『さすがマリック師』と思ったぞメモ。