福知山線JR事故 --- こういうコメントを待っていた

私自身、この現場の比較的近くに実家があり、また神戸・西宮方面に出向いた際にはよく利用していたところでの事故で、阪神淡路大震災同様、他人事とは到底思えない。

マスメディアはこのような事態にも関わらず、なんとかして、どうにかして人心を煽ろうとするコメントに終始しているのが、全く腹立たしい思いだ。そんな中、このようなコメントを発見したので御紹介。

テレビや新聞報道がかなり錯綜していますが、私なりに状況を客観的に総合すると、電車が一つ前の停車駅である伊丹駅を出た直後に、加速レバーが最高段に入ったまま運転士が運転不能(意識不明)の状態に陥った、というのが私の分析です。
「電車の速度に恐怖を感じた」という乗客の証言からはおそらく脱線時の列車速度は150km/h程度に達していたと思われること、伊丹駅で8メートルほどのオーバーランを修正していることから列車のブレーキに異常はないと思われること、そして、このオーバーランの事実とその直後に列車指令からの連絡に運転士からの応答がなかったことから、運転士の意識状態に伊丹駅到着時に何らかの障害が発生し、伊丹駅でいったん回復したものの発車直後に意識障害が再発した、と考えられるからです。
もっとも、あくまで素人の個人的見解ですのでご承知おきください。

オーバーランによる遅れの発生を回復しようとしたという報道もありますが、数分程度の遅れはこのあたりでは日常茶飯事であり、さらに事故現場の先には速度制限のある長い左カーブがあることから、運転士が焦ってスピードを出したという分析も合理的とはいえません。
鉄道事故に関する報道については、特にニュース番組のキャスターやコメンテーターの「理論」的な分析は、事実誤認やシステムへの誤解が基礎となっており、ほぼ100%誤りといって過言ではありませんのでご注意を。

from AutoPage エラー

みなさんも、くれぐれもTVや新聞のバカどもの話を鵜呑みにしないように。

そして、不幸にして事故でお亡くなりになったみなさんのご冥福をお祈りします。また怪我をされた方々には一刻も早い御回復をお祈り致します。