『成果主義』は万能ではない

asahi.comより。

成果主義、労使とも9割が「問題」 民間機関調査
2005年03月22日09時22分

 目標がどれだけ達成できたかで給与や昇進を決める「成果主義」人事制度について、労使ともに約9割が「問題あり」とみていることが、民間調査機関の労務行政研究所の調べでわかった。制度そのものについては経営側の15%が「機能している」と評価していたが、労働側はゼロだった。

 調査は昨年12月から今年1月に実施。東証1部上場97企業の人事労務担当役員と、122の労組の幹部から回答を得た。

 同制度を導入している企業は約7割で、そのうち、自社の制度に「問題あり」と答えたのは、経営側88%、労働側94%。従業員1000人未満の企業では経営側97%、労働側100%に達した。

 理由(複数回答)で最多は「評価・目標管理制度」。約9割の労使があげ、「上司が公平に評価していない」「チームでの業績を個人の評価にあてるには無理がある」などとした。次いで「社員のモチベーション」「人材育成・人事異動」に問題があるとした回答が多かった。

 一方、経営側の15%は同制度は「機能している」と答え、「どちらかといえば」を加えると71%が制度を評価していたが、労働側は「機能している」はゼロ、「どちらかといえば」も41%で、労使で開きが出た。

 同研究所は「経営側は現制度に問題を感じながらも、社員のやる気が高まったなどと肯定的にとらえている部分もある。欧米をまねた形から、自社に合う形を模索している状態だ」と分析している。

ソースはこちら→成果主義、労使とも9割が「問題」 民間機関調査

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