「天界」に当たってみる、と昨日書いたまでは良かったが、それを翌日忘れてしまってはどうしようもない。

今日は実験の講師の日である。テーマは「火星の夕焼けは本当に青いのか?」である。要するに、火星大気を実験室で再現するという企画モノである。先週に続いて今日やったのは、レンガをトンカチで叩きつぶしたものを鉄バチで砕きたおしたものをボールミルですりつぶして数ミクロンにしたものを水槽にはった水に混ぜてコロイド溶液状態にして、そこにハロゲンランプ白熱電球だ)の光を入れて、透過光を分光するというものだ。
しかし、以前本職でやっていたものと違い、実験室だとサチりまくりボンバーで、規格化がうまく出来ない。しかも青くなるセンスではなく赤くなるセンスがひしひしと感じられるスペクトルが得られる。一組の赤いトランプを青くするのは得意芸なのだが、これはにんともかんともどうしたものか。にんにん。