偽ソフトウイルス「Security Tools」

正解は「セーフモードで起動すること」である。

先日、自宅のWinマシンがとんでもないウィルスにやられた。
突然、「Security Tools」なるどっかで見たことあるようなウィンドウが立ち上がり、「感染してますよ」と警告を発する。デスクトップのアイコンは全て消える。よく読むと、「駆除するには有料版を購入せよ」と購入用ウィンドウへ進むのである。
このウィンドウが、これまた、よくできているのである。我が家ではフリーのソフト「AVG Anti-virus」を使っているのだが、これに酷似しているのだ。だから最初は「AVGがついに無料版をやめたのか、他のに乗り換えなきゃ」と思ってしまった。
このウィルスの本当によくできているところは、この見た目ではない。ネットで対応方法を検索すると、ctrl+alt+deleteつまりタスクマネージャを立ち上げて、これこれのプロセスを殺してから‥‥なんて書いてあるのだが、このタスクマネージャが起動できなくなるのだ。その他のツールもことごとく起動をブロックされてしまう(※XPだからかもしれない)
しかも、駆除ツールをデスクトップにダウンロードしても、デスクトップのアイコンが隠されてしまっているのでダウンロードできているかどうかすらパッと見ただけではわからない(それに気付いていれば、「マイコンピュータ」から「デスクトップ」へ辿ればエクスプローラ内で見ることはできるだろうが)。
つまり、駆除作業の実行を巧妙に阻むのである。
繰り返すが、結局、正解はセーフモードで起動すること、であった。セーフモードで起動すれば、この「Security Tools」のウィルスは黙ってくれるので、駆除作業が実行に移せる。ヒントにされたい。