吹奏楽界の巨星、逝く

吹奏楽出身の音楽人としては、もっと早く書かなければいけなかった。

吹奏楽作曲者アルフレッド・リードさん死去

9月17日、84歳。

これ以上ないぐらいの喜び『春の猟犬』、吹くほうは当然、聴いてるだけでも血管が切れそうになる興奮度『El Camino Real』‥‥好きだったなぁ。中でも『第2組曲』は本当に好きだった。楽しさ爆発の第一楽章、明るくしっとり第二楽章、遊び心満載第三楽章、そして戦いと笑顔とスカっとさわやか最終楽章。本当はもっと前からやってたのだが、オレの本格的な吹奏楽デビューのステージで演奏した曲だった。

たくさんの名曲をありがとう。リード師がいなければ私の青春は無かったし、それどころか日本の、いや世界の吹奏楽はどうなっていたかわからない。20世紀を駈け抜けた現人神のような活躍と影響は、奇術界でたとえれば、まさにダイ・バーノン教授のそれと言って良いだろう。合掌。