El CapitanにしたらIRAFが起動しなくなった件、およびDS9の導入
Fortranの次はIRAF環境だ。まず、以前のログを読み返してわかったこと:
- IRAF 2.16.1が入っている
- xgtermが入っている
- ds9は入れていない
- ximtoolは入っている
ことまではわかった。とりあえず起動できるかどうか見てみよう。ターミナルからxgtermを立ち上げ、
bash-3.2$ cl bash: cl: command not found bash-3.2$
動かねえええええええ
新・OS X ハッキング! 142 Terminalから見た「El Capitan」の変更点(1)
http://news.mynavi.jp/column/osxhack/142/
によれば、
ところで、El Capitanにアップデートするときには、システム非標準の(rootlessモード下では存在が許容されない)コマンドは/Library/SystemMigration/History/Migration-(一意のID) ディレクトリ以下に移動される。この領域を調べれば、アップデート後に行方不明になったコマンドがわかることだろう。
(※もういっちょ参考にしたページ:
OS X 10.11 El Capitanのインストーラーには”/bin”や”/usr”などシステム保護ディレクトリにある非Apple製ファイルを移動してしまう機能があるので注意。
http://applech2.com/archives/46429524.html )
確かにそこにあった。
一旦全ての退避されたファイルを元のディレクトリに置き直し(コピーし)、起動することを確認することにした。
コピーには、コマンドラインだと漏れがありそうなので、Finderでcommand+Aを使って目で見ながら、という方法で行った。
なお、QuarantineRoot/System以下に強制移動されたものは見た限りプラグインに関するものとフォント、.plistばかりだったので、急ぐ必要はないと判断し、今回は触っていない。
QuarantineRoot/usr/libexec/SafariPlugInUpdateNotifier は、同じ名前のファイルが残っていて、しかも残っているほうが日付が新しかったのでコピー・移動はしないことにした。その他にも同様に古いファイルが移動され新しいファイルが残っているものがいくつかあった。
とりあえずターミナルとxgterm(XQuartz)を一旦終了して、もう一度ターミナル→xgtermと立ち上げる。で、
bash-3.2$ cl NOAO/IRAF PC-IRAF Revision 2.16.1 EXPORT Mon Oct 14 21:40:13 MST 2013 This is the EXPORT version of IRAF V2.16 supporting PC systems. (略) vocl>
やったあああああ復活うううううう!!!!!
DS9
Ximtoolが入ってるので画像ビューアとしてはそれでいいはずなんだけど、使い方がよくわかんないので、より普及していてWebで情報を集めやすいと思われるds9を入れる。
以前のマシンにインストールした時には、どこに展開してどこに置いといたらいいのかわからずすごく中途半端なところ(デスクトップだったかもしれない)に置きっ放しになりすごく気持ち悪かった。
IRAF and DS9 on Mac OS X El Capitan
http://spacepioneers.in/?p=489
では、/irafの下に/ds9フォルダを作って、そこに入れた上で、シンボリックリンクを作ってるようだ。
ということで、DS9の本家サイトのdownloadページ
http://ds9.si.edu/site/Download.html
に行ってみると、MacOSX 10.11用のものが2つある。なんだこれ。一つはリンゴのアイコン(リンク先のディレクトリ名は/macoselcapitan)、もう一つはXQuartzのアイコンが付されている(リンク先のディレクトリ名は/darwinelcapitan)。前者のファイル(今回の最新版はSAOImage DS9 7.4.1.dmg)をDLし、中を見ると、単独で動くみたい。これは便利そうだ。しかも日本語だ!(歓喜) …でも、xgterm内で動いてるIRAFと連携できるのかな?できなかったらもう一つのほうを入れなきゃいかんということか。