CFITSIOライブラリの再インストール
gfortranでcfitsioのサンプルプログラム cookbook.f がコンパイルできず途方に暮れていて、S氏に相談に乗ってもらった。MacPortsで両方ともインストール&セットアップしたんだけど、それがよくなかったのでは?とのことで(この問題とは関係ないが、MacPortsでよくない思いをした人も少なくないとのこと)、手で入れ直すことにした。
ダウンロードフォルダにある最新版.tarをダブルクリックで展開。
cfitsioフォルダごと/usr/local/の下に移動(/usr/local/cfitsio/を作成したのと同じ)
$ cd cfitsio/ $ ./configure : : Congratulations, Makefile update was successful. You may want to run "make" now. $ make
なんかwarningがぽつぽつ出てるが…
最後に
ranlib: for architecture: i386 file: libcfitsio.a(drvrgsiftp.o) has no symbols ranlib: for architecture: x86_64 file: libcfitsio.a(drvrgsiftp.o) has no symbols
と出て終わった
$ make install /bin/cp -a libcfitsio.a /usr/local/cfitsio/lib /bin/cp fitsio.h fitsio2.h longnam.h drvrsmem.h /usr/local/cfitsio/include /bin/cp cfitsio.pc /usr/local/cfitsio/lib/pkgconfig
ここに直接入れ直したことによって、ライブラリ本体 libcfitsio.a は/usr/local/cfitsio/lib、またその後のcpによって/usr/local/cfitsio/にも、置かれることになった。
KH Coderトラブルシューティングのログ
まずFrequently Asked Questions about KH Coderの指示
ご自身で茶筌をインストール・設定された場合には以下の2点をご確認下さい。
を確認してみた。
簡単なのは2つ目なので、見てみると、パスは間違ってなかった。
次に茶筌だけを起動(つまりWinCha.batを起動)しようとしても
Component 'COMDLG32.OCX' or one of its dependencies not correctly registered: a file is missing or invalid
これの対応は
KH Coder 掲示板
にあったので、模範解答通りにVB6ランタイムをDL&インストールした。以後このエラーは出なくなった。
茶筌は起動するのだが、いざ形態素解析をさせてみようとすると、うんともすんとも言わない。実質的に動かない。
error_log.txtを見てもいまいちピンとこない。
もう一つエラーメッセージがどこかのタイミングで出ていて、それは
ファイルを開けませんでした。
KH Coderを終了します。
C:\khcoder\dep\chasen\dic\grammar.cha
というもの。
これに関していろいろ探してみると、こんなやりとりを発見
KH Coder 掲示板
また、エラーメッセージにあるファイルを検索してみると、どうも、当該ファイルが、grammar.cha.0.tmpなるファイルに化けている様子。
なので、この回答が正解っぽい。やってみたら、ばっちり、解決。
「放射線と被曝」に関する知識の受容
高名な宇宙物理学の先生と酒席をご一緒することがあった。宴席の終盤になり、話題が福島の甲状腺癌の話になり、何だか雰囲気が悪くなりそうな流れになったので、僕はさらっと「まぁあれはスクリーニング効果って話になってますね」と話題を流そうとした。するとその先生は、
「まぁ、そう言ってるけどね、いやぁ、きっと何かあると思うんだよね」
もはや科学者の言葉ではない。一時代を築いた大科学者をしてこの発言である。
別の話だが、低線量被曝について、僕が「病気を引き起こすものの中でも、これほど『わかっている』ものもないんじゃないかというくらいいろいろな知見がある」*1と(専門的な勉強を積んだ立場で)言っているのに、
「でも低線量被曝の検証実験って無いんでしょ?じゃあわからないじゃん」
の一点張りの先生も見た。
つまり、放射線と被曝というものは、科学の訓練を充分に積んだはずの先生方ですら「何が起こるかわからない」と思わせる存在である、ということだ。
これはもはや、放射線を人々がどのように受容、理解、認識してきたのか、認識しているのか、の問題なのだろう。
本年度の大学祭マジックショーの出演記録
今年は部員が新人ばっかりで、しかも初日はOBさんたちが来ないという緊急事態だったので、出ずっぱりだった。疲れた。
今年は毎正時から約30分間の公演を繰り返し、誰が出演するかシフトを組んで臨む、ということになった。
僕はどのステージで何をやったかはいちいち覚えてないけど、部員たちと演目がかぶらないように、「いつもの」ネタのかなりを封印して、あまりやらないものや新しいレパートリーを中心に演じたので、逆にとても良い修練になった。
以下記録:
- EZ Spell (ゆうきとも)
- Color Changing CD (トリックス八重洲の人らしい)
- Professor's Nightmare (Hen Fetch and Bob Carver)
- Sun and Moon (Albert Goshman)
- Galaxy (Paul Harris and Wyman Jones)
- L'Arc de Triumphe (Guy Hollingworth)
- Cardwarp (Roy Walton)
- Olram Banknight (ゆうきとも)
- Large Linking Ring Routine
- 超スプーン曲げ (Tenyo)
- Jumbo McCombical Deck (B. McCombe)
- Mirage Deck (ふじいあきら師がTVでやってた手順)
- Mental Photography Deck (Joe Berg)
- 悟空の玉
- Disney Magic Book
- (カードスプリングのギャグ)
- (スポンジ岩のギャグ)
KH Coderインストール(に伴うMacUIM, JDKのインストール)
学術研究でも用いられ、しかもフリーで提供されているテキストマイニング/計量テキスト分析ツールとして有名なKH Coderをインストールすることにした。
本家サイトを見ると、Mac版も自力でセットアップするならフリーだが面倒で、有料版の自動セットアップソフトが提供されているとのこと。当然ながらお金で時間を買う選択を前提で、
http://khc.sourceforge.net/mac_com.html
を見ながらインストールする。
まず、指示通り、MacUIM をDL・インスコする
指示通り、現時点で一番上に来てて"stable"の表示のある「MacUIM-0.6.16-1.dmg」をDLする。dmgをマウントして中を見ると、pkgファイルが1つ、readmeが2つ入ってる。readmeを見ても特にインストール方法は書いてないので、単純に、pkgファイルを叩く…のでは「開発元が不明なので開けません」が出るので、右クリックで「このアプリケーションで開く>インストーラ.app
→指示通りにログアウト…だけどせっかくだから再起動。El Capitanにしてからだったか、日本語入力が「疲れて」くるとMBA全体の動作がどんどん重くなるので、時々リフレッシュが必要になった。どうにかしてもらいたいものだ。
将来的には英語もやってみる気はあるので、指示通りJDKをDL・インスコする。リンク先に飛ぶと、なにやら文句を言ってくる。「Javaはオフにしてるからな」とのこと。勝手なことを…。仕方ないので、環境設定>セキュリティの中の、インターネットプラグインの「プラグイン設定」>左のカラムの「Java」にチェックを入れた。
指示通りに
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.html
のページに行く。すると8u101と8u102とがあって意味不明。ググってもいまいちよくわからないので、新しい方の8u102を入れた。
で、自動セットアップソフトを買うため、ページのちょっと上の項目に戻って「クレジットカード決済・コンビニ決済」のリンクをたどって
https://khcoder.stores.jp/items/536a53268a561084140001dd
に行く。どうもこのStores.jpというサービスは登録が必要らしい。何かイヤな感じがした(根拠はない)ので、Facebookログインにしておいた。
落ちてきたzipファイルは自動的に展開されてフォルダになってるので、それをホームディレクトリに置く(指示に従うと例にある通りここぐらいしかない)。で、フォルダ内のsetup.appを右クリック>開く。するとターミナルで
You are ready to run kh_coder.app!
が表示され、インストール完了。
その後、同梱のチュートリアルをざっとさらってみた。極めて多機能で、勉強が追いつかない(^_^; 日本語入力がことえりじゃないので、ちょっと慣れが必要か。
お月見マジックショー
毎年恒例の、うちのゼミが主催する中秋の名月イベントが9/15の夜に開催された。ここ数年は『お月見カフェ』として複数箇所のカフェにご協力をお願いし、中秋の名月の日の夕刻に各店で「月×何か」をテーマに、ゼミの3回生が一人1店担当で同時開催イベントのプロデュースをしている。
ま、いつかゼミ生からご指名が来るだろうな、と思っていたわけだけども(笑)、今年度はついにマジシャンとして出演のオファーが来た。ということで、「月×パフォーマンス」カフェで、マジックショー。
「で、持ち時間は?」「30分くらいで…」
( ゚д゚) えっ、30分って、プロのライブやがな…(真顔)
僕の視点で言えば、今回は、お題が「月や宇宙に関連したマジック」だったので、いつもの得意ネタを並べるマジックショーとは違った準備が必要になった。
そんなわけで、久しぶりにプログラム構成から真剣に考えて、そのために新ネタぶっこんだので、普段の路線ではやらない作品や演出を練習することにもなったし、とても勉強になった。
今回の演目
挨拶代わりに口からトランプ出してから、
- Sun and Moon (Albert Goshman)
- タイトルがまさに月。
- Olram Banknight (ゆうきとも)
- お客様の「ツキ」があるかどうか試してみよう
- ポケットリング
- 一般の人が具体的に姿が思い浮かぶ「星」ってリングのある土星は必ず挙がる。だからリング(強引)
- Galaxy (Paul Harris and Wyman Jones)
- 宇宙。銀河。
ちなみに、時間が押していたのでこれで(20分ほど?)切り上げたけど、時間を引っ張らないといけない可能性もあったので、
- カレンダーの予言 (二川滋夫『奇術入門シリーズ テーブルマジック』所収)
- 「月」の由来そのもの。
- サイキックペン (テンヨー)
- お札を「つき」抜ける
- しあわせの書 (泡坂妻夫)
- 満月(に近い)の夜には不思議なパワーが宿る…?(なお、中秋の名月は満月じゃないことが多いです)
なんかも準備しておいた。
ショーの一部を、来てくれた学生さんが撮ってライブ中継&アップしてくれた。
https://www.periscope.tv/w/1djGXYdzddXJZ
動画を観て考える。「やりたいこと」は、なんとなくできている気はする(それが良い構想・アイデアだったかどうかはともかく)。しかし、やっている・しゃべっている空間スケールと、指先が表現している相手の空間スケールが、全然違う場面が何度かある。これは、大反省。
他にも、全体として、いわゆる「ヒヤリハット」なことも2ヶ所ほどあったので、まだまだ精進、ですな…当たり前やけど。
深夜に帰宅後、富山の干しホタルイカ、僕オリジナル調合の味付け液で漬けた南高梅、そして南三陸旅行で買った赤貝塩漬と宮城の純米酒・浦霞にて、セルフ打ち上げ。
やっぱし、ネタ選びから半年がかりで割と真剣に準備したんで、まぁ、酒がうまかったことであるよ…
El CapitanにしたらIRAFが起動しなくなった件、およびDS9の導入
Fortranの次はIRAF環境だ。まず、以前のログを読み返してわかったこと:
- IRAF 2.16.1が入っている
- xgtermが入っている
- ds9は入れていない
- ximtoolは入っている
ことまではわかった。とりあえず起動できるかどうか見てみよう。ターミナルからxgtermを立ち上げ、
bash-3.2$ cl bash: cl: command not found bash-3.2$
動かねえええええええ
新・OS X ハッキング! 142 Terminalから見た「El Capitan」の変更点(1)
http://news.mynavi.jp/column/osxhack/142/
によれば、
ところで、El Capitanにアップデートするときには、システム非標準の(rootlessモード下では存在が許容されない)コマンドは/Library/SystemMigration/History/Migration-(一意のID) ディレクトリ以下に移動される。この領域を調べれば、アップデート後に行方不明になったコマンドがわかることだろう。
(※もういっちょ参考にしたページ:
OS X 10.11 El Capitanのインストーラーには”/bin”や”/usr”などシステム保護ディレクトリにある非Apple製ファイルを移動してしまう機能があるので注意。
http://applech2.com/archives/46429524.html )
確かにそこにあった。
一旦全ての退避されたファイルを元のディレクトリに置き直し(コピーし)、起動することを確認することにした。
コピーには、コマンドラインだと漏れがありそうなので、Finderでcommand+Aを使って目で見ながら、という方法で行った。
なお、QuarantineRoot/System以下に強制移動されたものは見た限りプラグインに関するものとフォント、.plistばかりだったので、急ぐ必要はないと判断し、今回は触っていない。
QuarantineRoot/usr/libexec/SafariPlugInUpdateNotifier は、同じ名前のファイルが残っていて、しかも残っているほうが日付が新しかったのでコピー・移動はしないことにした。その他にも同様に古いファイルが移動され新しいファイルが残っているものがいくつかあった。
とりあえずターミナルとxgterm(XQuartz)を一旦終了して、もう一度ターミナル→xgtermと立ち上げる。で、
bash-3.2$ cl NOAO/IRAF PC-IRAF Revision 2.16.1 EXPORT Mon Oct 14 21:40:13 MST 2013 This is the EXPORT version of IRAF V2.16 supporting PC systems. (略) vocl>
やったあああああ復活うううううう!!!!!
DS9
Ximtoolが入ってるので画像ビューアとしてはそれでいいはずなんだけど、使い方がよくわかんないので、より普及していてWebで情報を集めやすいと思われるds9を入れる。
以前のマシンにインストールした時には、どこに展開してどこに置いといたらいいのかわからずすごく中途半端なところ(デスクトップだったかもしれない)に置きっ放しになりすごく気持ち悪かった。
IRAF and DS9 on Mac OS X El Capitan
http://spacepioneers.in/?p=489
では、/irafの下に/ds9フォルダを作って、そこに入れた上で、シンボリックリンクを作ってるようだ。
ということで、DS9の本家サイトのdownloadページ
http://ds9.si.edu/site/Download.html
に行ってみると、MacOSX 10.11用のものが2つある。なんだこれ。一つはリンゴのアイコン(リンク先のディレクトリ名は/macoselcapitan)、もう一つはXQuartzのアイコンが付されている(リンク先のディレクトリ名は/darwinelcapitan)。前者のファイル(今回の最新版はSAOImage DS9 7.4.1.dmg)をDLし、中を見ると、単独で動くみたい。これは便利そうだ。しかも日本語だ!(歓喜) …でも、xgterm内で動いてるIRAFと連携できるのかな?できなかったらもう一つのほうを入れなきゃいかんということか。